「野の古典」読んだよ~
古典が嫌いっていう人は多いらしい。
けれども、かつては人々に愛されてきたものなんだし、
今で言うところの、エンタメ小説や漫画みたいなもんなのだ。
教育によいとされ、教科書に載っている「古典」って、
本当は全体のほんの一部。
たとえば、有名な一節でお馴染みの作品。
でも、もっと前後をよく読むと、言ってる事ってけっこう拍子抜けだよ、とか。
一見教訓が詰まってるように思える有名な昔ばなし、これってエロだよ、とか・・・。
なかなか読み下せない難解な古文に惑わされてしまっている人が多いけど、
古典ってそんなに怖くないよ!
むしろ昔の人のしょーもなさが詰まってて、気楽に楽しめるものなんだよ!
っていう内容でした。
古いもの、比較的新しいもの、有名なもの、マイナーなもの。
色々な作品が紹介されている。
それぞれ、おすすめの現代語訳の本が掲載されてるので、
気になった作品があれば、さらに読書を広げていくことが出来る。
古典へのいざないに。イイ感じでした。
学生の時、こんなふうに、まずは「おもしろみ」を教えてくれる先生がいるのといないのでは大違いなんだよね~。
まあそれはそれとして、昨今、必修科目から古文&漢文を無くすべきって議論がある。心情的には否定したいけど、実際問題、たしかにこれからの若い子は、身につけなければならない事があまりにも多すぎる気がするから、その意見も理解できる。正直わたしもこれに関してまだ自分の考えがまとまっているわけではないんだけど、でも、無くした代わりに現代文を増やすっていうんならそれはどうかなあ?って思う。そこ?そこなの?
